皆さん、こんにちは。
なないろの森歯科クリニック 副院長の三浦です。
日毎に寒さが増してきて冬の始まりを感じますが、私は体を温める食材を取り入れるなど工夫しながら元気に乗り切りたいと思っています。
皆さんもどうぞお体に気をつけてお過ごしくださいね。
さて今回は、歯科治療を途中で中断してしまうリスクについてのお話です。
歯科医院に通っていたけれど、痛みも無く面倒になり、途中で通院するのをやめてしまったことはありませんか?
それ、とても危険です!
私たちは、患者様それぞれに最適な「治療計画」を立てて治療を始めます。
もちろんお痛みがあれば取り除く治療をすることが最優先。
そしてお痛みがなくなれば、治療計画に沿って、その歯をより長持ちさせてお口全体として良い結果となるように治療を進めていきます。
痛みがなくなったからといって途中でやめてしまうと、新たな問題が出てきて当初より大きな治療が必要になってしまうことも…。
【治療中断の危険】
①歯の根の治療(神経の治療)の中断
歯の根の治療は回数がかかることもあり、痛みさえとれると通院が面倒になりがちです。しかし治療を中断すると、 気づかないうちに悪化し根の先に膿がたまり、歯ぐきが腫れ痛みが再発することもあります。
このような状態になると、治療がかえって長引きます。
②むし歯治療の中断
治療が必要なむし歯が何本もある場合、最後まで治す前にやめてしまうと残ったむし歯が進行し治療も複雑になってきます。きちんと治療を完了させましょう。
ダメージをなるべく減らすには早期発見がとても重要です。
③歯周病治療・メインテナンス・ 定期管理の中断
歯周病の放置は痛みをほとんど感じないまま進行し、最後には歯を失ってしまうこともあります。
検査で歯周病が見つかったら、必要な治療を受け、改善すれば健康な状態を維持し、再発を防止するためにメインテナンスや定期管理を続けましょう。
セルフケアでは難しいところをプロフェッショナルケアで管理していくことで、お口の状態は永く良好に保つことができます。
治療を中断したために行きにくくなってしまったという方も、ご遠慮なく再治療のご連絡をなさってくださいね。
また、現在治療中の方も、完了まで一緒に頑張りましょう!
なないろの森歯科クリニック
三浦 知子