みなさんこんにちは!!
歯科衛生士の村田です。
今日はお口の乾きについてお話しをします。
「口腔乾燥症」と聞いて皆さんは何を思い浮かべます
か?あまり身近ではないイメージが強いと思います。
実は現在、年代を問わず増えてきています。
更に齲蝕をはじめ、歯周病や入れ歯、食べる機能など
皆さんが耳にしたことがあるものと深く関係している
のです。
唾液の役割を簡単に説明しますと唾液には抗菌、粘膜
保護、緩衝作用などがあり細菌やウイスルから防御
し、プラーク中の細菌が産生する酸を中和する働きを
もっています。
唾液分泌量の減少により生じる最も一般な
口腔内の症状にう蝕の発症と再発が挙げら
れます。唾液分泌量の低下が持続した場
合、唾液の緩衝作用(プラーク中の細菌が
産生した酸を中和する)機能が低下し、口
腔内のPHを中性に維持すること、飲食後
の細菌の増殖を抑制することができなくな
り、う蝕になりやすい環境になってしまい
ます。
また入れ歯は唾液の膜により粘膜と入れ歯の接着力が
増大するため、唾液分泌量の低下により、入れ歯の不
適合が生じ食べ物の咀嚼が困難になってしまいます。
また原因として、全身疾患やお薬の副作用、ストレス
や、緊張によるものも挙げられます。ストレスでは緊
張している時とは反対にリラックスした状態、映画を
鑑賞したり音楽を聴いたりなど心がくつろいでいると
お口の中が潤います。
そこで口腔乾燥症への対応として
①唾液腺マッサージ②保湿剤の使用などがあります。
①唾液腺マッサージ : 上を向いて両親指で顎の下から
耳の付け根までグイグイと約5回に分けて押して顎下腺をマッサージします。
②保湿剤 : 自分の指に保湿剤をつけお口の中から頬や
口唇をさするようにゆっくりとマッサージを行います。
他にも良く噛んで食べる、こまめな水分補給など行うことで唾液分泌量が増加します!
簡単に出来ますので是非やってみて下さい!!