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酸蝕症について

  1. こんちには、歯科衛生士の湯之上です🦷

 


最近増々寒くなってまいりましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

私は寒暖差に耐えながら(笑)
毎日楽しく診療をさせて頂いております😌🌱

 


さてさて、今回は「酸蝕症」についてお話しさせて頂きます。

 


初めて聞いた方の為にも少し説明を☺️

「酸蝕症」とは、酸の強い飲食物を習慣的に摂ったり、胃酸が口へ逆流することによって歯のカルシウムが溶けてしまう(脱灰する)病気のことを言います。

虫歯とどこが違うのか、虫歯はプラークに潜む虫歯菌の出す酸によって歯が溶ける病気です。プラークの溜まった場所で局所的に起きます。

一方、酸蝕症は口に入ってきた酸に触れた歯全体が溶けるので、その影響は広範囲です。

 


酸蝕症への対処で最も重要なのは早期発見と原因の除去。間食を含む食習慣の改善や、逆流性食道炎の治療が必要です。

 


酸蝕症の歯は、独特の丸みや鈍いツヤがあって象牙質が露出するほど進行していても「痛みが出ない」ので、ご自身で気づかないことの方が多いです。

 


よくスポーツしてる最中にスポーツドリンクやエナジードリンクを飲まれることがあると思いますが、これが危険な落とし穴😣

スポーツ中、お口の中がカラカラの状態でいきなり酸性が強い飲料を流し込む影響は大きく、これが繰り返されるうちに酸蝕症になってしまいます。

 


酸蝕症を止め、歯を守るために重要なのは、なんといっても酸蝕の原因を特定し、早期に習慣的な摂取を止めることです。

 


すぐにスポーツドリンクやエナジードリンクをやめれるのであればそれにこしたことはございませんが、なかなかやめられない方の方が多いです。

その時は、酸が歯に触れる機会を極力減らすため、飲む回数を減らしたり、摂ったあとは水を飲んで口の中の酸を減らしましょう🙋‍♀️🫧🌼

 


酸の力はとても強く、習慣的に摂りながら歯を守っていくのは容易ではありませんが、予防策を何重にも講じることをご提案します😌🌱

 


フッ素(1450ppm)配合の歯磨き粉で朝昼晩の歯磨き、寝る前のフッ素洗口を。

定期的に歯科医院でフッ素塗布と経過観察も受けましょう😉

 


一生使う歯、歯科のプロの手を借り大事に守っていってください🌱

 


湯之上

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