今年もあとひと月となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
街はすっかりクリスマスムードで賑わい、飾りつけなど見ているとワクワクしてしまいます。
さて今回はインフルエンザ予防と歯磨きの関係についてお話しさせていただきます。
インフルエンザの予防と言えば予防接種、手洗い、うがい!はよくご存知だと思います。
そしてもう一つ最近では歯磨きもインフルエンザ予防に効果的である事がわかり注目されています。
インフルエンザは咳やくしゃみなどによる飛沫感染、ウイルスが付着したものに触れる事で感染する接触感染があります。
インフルエンザウイルスは細胞に入り込み増殖していきます。鼻やのど、気道の粘膜に入り込みやすいと言われています。
お口の中の細菌は『プロテアーゼ』という酵素を出しインフルエンザウイルスを細胞に侵入させる手助けをすると言われています。
お口の中には何十億個の数の細菌が存在しています。そのためお口の中に汚れが残っていると細菌も増えてしまい細菌の出す酵素『プロテアーゼ』の量も増えてしまいインフルエンザウイルスの侵入を手助けしやすくなります。
お口の中の細菌は主に歯垢です。
歯垢は毎日の歯磨きで取り除く事ができます。
毎日の正しい歯磨きでケアするのはもちろん、歯科衛生士による正しい歯磨き指導や自分では取り除けない歯垢や歯周ポケットの中のお掃除をしてお口の中の細菌を減らしましょう。
またお口の中を清潔に保つためにも1か月に1本を目安に歯ブラシも交換しましょう。 今村