こんにちはっ!歯科助手の山下です🌸
今日はタバコについてのお話です。
全国 成人喫煙率 男性27.1%、女性7.6%、男女計16.7%(2019年)。 男性では、1995年以降20歳~60歳代で減少傾向。 女性では、2004年以降ゆるやかな減少傾向にあるようです。
ところで…
Q.タバコはお口の健康にも影響するのか?
A.影響します。
歯周病やむし歯 (う蝕) だけでなく、口腔がんのリスクも高まります。
●タバコの煙には約200種類の有害物質が含まれ、 そのうち約70種類が発がん性物質です(紙巻の場合)。
●タバコに含まれるニコチンや有害物質は、お口にも 害を与えます。↓に代表的なものをまとめました。
[ 喫煙との関連が報告されている お口の病気・トラブル ]
お口の粘膜 歯ぐき (歯肉)
●口腔がん ●色素沈着
●前がん病変 ●歯周病など
●口内炎
●カンジダ症など
歯 舌
●着色 ●味覚減退
●歯石沈着 ●黒毛舌など
●むし歯など
●子どもの受動喫煙による
乳歯のむし歯
歯科治療 その他
●インプラント治療の ●口臭
失敗など ●唾液の変化など
このようにタバコは私たちにたくさんの影響を与えます。
今タバコを吸っている人も、禁煙をすることで、早くて数日から起こる変化や、長期的に体に良い変化が起こります。
ですが、ニコチンの依存性は根深いため、「どうしてもやめられない」 という人は多いでしょう。
しかし、禁煙が 成功したなら、口腔疾患のリスクは 大幅に減り、全身の健康リスクも低下します。
家族、友人、職場の同僚 など、不特定多数の人の受動喫煙の リスクもなくなります。
禁煙に、一 定の方程式はありません。
必要なら 専門外来に通うのも手ですよ。