こんにちは、歯科衛生士の久松です。
少しずつ暖かい日も出て来て気持ちのいい日もありますが、いかがお過ごしでしょうか?
私はと言いますと暖かさに喜びつつも、お休みの日はもっぱら花粉関連で病院通いですが、今年も花粉に気持ちが負け無いように頑張ります😁
病院で思い出しましたが、歯医者さんにもお薬手帳の情報は必要です。
普段続けて飲まれてるお薬がある方や飲んでるお薬に変更があった方は、特にお持ち頂ければと思います。
お薬手帳で患者様の様々な身体の状態を把握することが出来ます。
その中でも歯科治療と関連が高いのが『骨粗鬆症のお薬💊』です。
〜骨粗鬆症とは🦴〜
骨の密度が低下し骨折しやすい状態を現す病気です。
加齢に伴って誰にでも起きる可能性があり、特に閉経後の女性に多く見られます。
骨折する箇所によっては、寝たきりになるリスクが高かったりと、侮ってはいけない病気の1つです。
骨粗鬆症には治療薬があり、飲み薬・注射・点滴があります。
なぜ、『骨粗鬆症のお薬』が歯科に関連してくるかと言いますと、以前まではお薬での治療期間が長ければ長い程、歯科での抜歯治療の偶発症として『顎骨壊死』が挙げられていたからです。
ただ、『骨粗鬆症お薬』を治療薬として使われてるから必ず顎骨壊死すりはわけではありません。
人のお口の中には常に多数の細菌が存在し、清潔に保たなければむし歯や歯周病が進行してしまいます。
それらが進行することによって細菌が骨にまで及び、薬の影響もあって顎骨壊死が発症すると言われています。
骨粗鬆症の方でも顎骨壊死を引き起こさないために、、
①普段からむし歯や歯周病の治療を受けておくことや、お口に合った入れ歯を使用すること
②お家でのケアでお口の中を清潔に保つこと
③定期検診で機械的な清掃を受けておく
これらのことを抑えておくことで、どうしても抜歯をしないといけない処置になった際、骨粗鬆症の方でも『顎骨壊死』のリスクを抑える事が出来ます。
※場合によっては医療機関と連携し休薬が必要な場合もありますが、骨折をするリスクも伴いますので、まずは歯科医師にご相談下さい。
今回はお薬手帳から見れる情報の中で骨粗鬆症をピックアップ致しました。
また、日々の定期検診で皆様の健康に寄り添えるよう精進致します。