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知覚過敏について

こんにちは、歯科衛生士の林です☺️

長い夏、とても短い秋が終わり、

やっっと冬がやってきましたね⛄️

急な気温差に身体がびっくりしていますが、

皆様も体調にはお気をつけ下さい🤧

さて、今回は知覚過敏についてお話しします。

寒い冬がやってきて、より知覚過敏がひどくなった!!という方いらっしゃると思います。

知覚過敏でしみるのは歯がどうなっているのか⁉️

理由としては、歯の象牙質に開いている目には見えない穴なんです!

歯を断面でみると中心には歯髄とよばれる歯の神経があり、それを覆うように象牙質、エナメル質という組織があります。 

歯髄から象牙質に無数の管(象牙細管)が通っておりそこから栄養が送られています。

通常この管は空洞ではなく、組織液で満たされています。

ですが、なんらかの原因で今まで隠れていた象牙質がむき出しになり、その際象牙細管も露出してしまいます。

象牙細管は、刺激の通り道となります。

管の穴からは異物や細菌が入ってこないように、組織液がしみだしているのですが、

この時に、冷たい•熱い刺激、歯ブラシなどの物理的刺激、細菌などの刺激が加わると組織液の流れに変化が生じます。

これが歯の神経に伝わり痛みとして知覚されます。これが知覚過敏の原因なのです。

では、知覚過敏になりやすい人はどんな人なのか❓

☑️強い力でゴシゴシ磨く習慣がある

☑️就寝中に歯ぎしりや食いしばりする癖がある

☑️歯周病になった、または歯周病治療をした歯がある

☑️ホワイトニング治療を受けている

などがあります。

さらに、どのように治したらいいのでしょうか❓

1つは高濃度フッ素、硝酸カリウムが入っている歯磨き粉を使ってみる。

これらには象牙細管を封鎖する作用、知覚を鈍麻する作用があります。

それでも治らない!!という方には、

歯科医院でできる処置として

コーティング剤を塗布して症状を治めることや、露出してしまっている象牙質をレジンで埋めるという方法があります。

これからまた寒波がやって参ります、だんだん水も冷たくなりますしより一層知覚過敏にもなりやすくなる時期なので、

また、気になりましたらお気軽にお声がけくださいね😌!!

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