こんにちは。
なないろの森歯科クリニック 副院長の三浦です。
2025年を迎え、3月でなないろの森歯科クリニックは7周年になります。
今年も患者様のお口の健康を守るべく、チームメンバーと力を合わせて誠心誠意サポートさせていただきます。
健康に向けて、共に進んでいきましょう!
さて今回は、食べる・話すなど、お口の機能についてのお話です。
特に、お子さんでこれらがうまく機能していない場合に「口腔機能発達不全症」として注意を促し、歯科医療を通じて改善に取り組んでいます。
口腔機能発達不全症とは、2018年に保険診療で認められた小児歯科分野の新しい病名です。
口腔機能発達不全症の主な症状には、以下のようなものがあります。
- 食べる・飲み込む際の問題
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- 前歯で噛み切ることができない
- 食べ物をうまくすりつぶせない
- 硬い物が口の中に残り、丸飲みしてしまう
- 食事に時間がかかる
- 頻繁にむせる、食べこぼす
2.話す際の問題
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- 話すときに舌が前に出る
- いつも口が開いていてポカンとしている
3. その他の症状
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- 口呼吸(鼻呼吸ができていない)
- 姿勢が悪い
- いびきをよくかく
- 指しゃぶりや唇を噛むなどの癖がある
口腔機能発達不全症は、放置すると身体の正しい成長に問題を引き起こす可能性があります。
大人になってからの改善が難しいため、早期発見・早期治療が非常に重要です。
治療の中心となるのは、舌や口まわりの筋肉を鍛えるトレーニングです。
根気よくしっかりと続けていると、顔貌にも変化が表れるほど効果があります。
大人と違ってお子さんの場合は、自分で良い状態を意識しながら日常生活を過ごすことがなかなか難しいため、ご家庭では敢えて時間を作ってトレーニングを行うことをおすすめしています。
当院では、口腔機能発達不全症の改善サポートに積極的に取り組んでいます。
お子さまの口腔機能の発達状況をチェックし、必要に応じて適切なトレーニングや指導を行っています。
口腔機能発達不全症は、お子さまの健康に大きく関わる重要な問題です。
心配な症状がみられる場合は、ぜひご相談ください。
お子さまの健やかな成長のため、私たちがサポートいたします。