先日、京都で開催されている日本歯周病学会に参加しました。
昨晩、岡山大学時代の同級生と夜遅くまで情報交換していて、そこで刺激を受け、家に帰ってからもその勢いで仕事を進め、気づけば明け方に!
そこから2時間の仮眠を取り、いざ京都へ!眠い!
朝一番の講演は、我らが師匠、瀧野先生。いつものことながら、素晴らしい症例のオンパレードで、勉強になることばかり。
特に、つい先日承認を受けましたリグロスに関する臨床応用は、眼を見張るものがあり、大変良好な結果が得られていました。
リグロスとは、歯周病における再生療法に大変有効な薬剤。保険診療でも使用可能になり、臨床の幅は大幅に拡大。患者様にとってのメリットは計り知れません。
歯周病は、歯を支えている骨が溶けてどんどんなくなり、最終的には歯が抜けてしまうという恐ろしい病気です。
日本人の成人の8割が軽度から重度の歯周病というデータもあり、我々歯科医師にとって、歯周病治療というのは虫歯治療と合わせて最も重要な分野であり、当院でメインで行う予防歯科も、適切な歯周病治療があって初めて成立するものです。
僕は今まで歯周病治療とインプラント治療を主軸として日々診療を行ってきました。
歯周病によって失った骨を、再生療法を行い回復させることもできますし、不幸にして歯を失った方に対しては、インプラント治療を行い、しっかりと噛める状態まで回復させることもできます。
しかし、最も重要なことは、歯周病にならないこと。そして歯を失わないこと。
それには定期的なメンテナンスが絶対に必要不可欠です!
当院で最も力を入れているのは、歯周病治療でもインプラント治療でもなく、悪くならないように、健康な人が健康であり続けるために行う、予防歯科なのです。
本日登壇された、岡山大学予防歯科の森田教授も全く同様のことをおっしゃられていました。
高石市から虫歯をゼロにする!
高石市から歯周病で悩む人をゼロにする!
これを当院の最大のミッションとし、さらに高度な治療やメンテナンスができるよう、スタッフ全員が一丸となって取り組んでいきたいと思います。
なないろの森 歯科クリニック
院長 森山 勝行