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『CAMBRA定期管理予防セミナー』

こんにちは!

高石市綾園 なないろの森 歯科クリニック

歯科衛生士の庄野です。

 

寒さが一段と厳しくなってきましたね。

冷え性の私にとって、この時期は貼るカイロが手放せません。

全国でインフルエンザの患者数が過去最多という発表がありました。

みなさんも体を温めて、免疫力を高めて乗り切りましょう!

 

先日、院長と『CAMBRA定期管理予防セミナー』に参加してきました。

このセミナーは基礎編と臨床編に分かれており、

今回はCAMBRAの理論や概要を学ぶ基礎編を受講しました。

CAMBRAとは、『リスク評価に基づくう蝕管理』の略名で、

予防歯科の発達するアメリカ、カリフォルニア大学サンフランシスコ校歯学部長

フェザーストーン教授が提唱するう蝕予防法です。

 

過去の虫歯経験や、唾液量などから患者さん一人ひとりの虫歯リスクを評価し、

その方に合った予防プログラムを組んで、新たな虫歯を作らないようにする

というものです。

 

昨年の6月2日に厚生労働省が発表した2016年歯科疾患実態調査の結果によると、

8020達成者(80歳以上で20本以上の歯が残っている人)の割合が51.2%となり、

初めて2人に1人以上となりました。

これは、前回の調査時の38.3%から10%以上増加しています。

達成者が増加した背景には『高齢者らの口腔ケア意識が高まった結果』があるのではないか

と考えられており、この結果は素晴らしいことです。

今後も達成者率はさらに高まっていくだろうと予想されています。

 

この結果だけをみると良い印象を持ってしまいがちですが、

実は残存歯増加による新たな問題が出てきています。

 

その問題とは、残っている歯に虫歯の歯が含まれているということです。

つまり、虫歯の発症をコントロールできていないということです。

歯科医院側の画一的な指導や患者さんの自己流のセルフケアでは、

『ただ歯を残す』というだけになってしまっています。

 

これからは、個々のリスクに合わせた予防歯科医療で、

『健康な歯』を長く残せるようにすることが必要です。

一本でも多く、少しでも長く健康な歯を保つためには、

虫歯の発症をコントロールすることが重要なのです。

 

CAMBRAは、虫歯の発症をコントロールすることにフォーカスを当て、

リスク検査を行ったうえで検査結果に基づいたオーダーメイドの指導、

メンテナンスを行います。

患者さんとわたしたち医療従事者が同じ立場で、同じ課題・目標に向かって

力を合わせて歩むのです。

 

わたしたち、なないろの森 歯科クリニックは、今後もセミナーなどに積極的に参加し、

少しでもみなさまの健康と幸せのお役に立てるよう精進してまいります。

 

なないろの森 歯科クリニック

 

歯科衛生士 庄野

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