初めまして、歯科医師の吾妻です。
今日は神経についてお話ししたいと思います。
歯には、一本ずつ神経が有ります。
虫歯や被せ物を入れる際に神経の処置が行われる事がありますが、この神経が歯にとって大切な役割を担っています。
簡単にまとめると、
・歯に栄養を送る
・虫歯に対する抵抗力です。
一つ目の歯に栄養を送っているのが、神経です。
歯の新陳代謝を行い丈夫な状態を保っています。
神経が無くなると新陳代謝が行われなくなり歯の色も黒っぽくなっていき、歯の丈夫さが失われていき、割れてしまうリスクを上げてしまいます。
虫歯に対する抵抗力もこの新陳代謝が無くなるせいで健康な歯に比べると虫歯になりやすいとも言われています。
こういったことから、いつまでも健康に美味しいものを食べていただくためには、一本でも多くの神経を残すことが大切になってきます。
とはいえ、一度炎症を起こしてしまっていたり、大きな虫歯で感染してしまった神経をほっておくと様々な悪さを引き起こしてしまうので、そうなった場合は、適切な神経の処置が必要になってきます。
ですので日々の歯ブラシを、しっかり行ってもらい定期検診で行き届かないところの掃除をすると同時に虫歯や問題が起きている歯の早期発見が大切になってきます。
治療する我々も極力神経を残して処置を行うように心掛けています。
これからだんだん寒くなり、外に出掛けるのも大変な季節になってきますが。
是非この機会に定期検診を受けていただけたらと思います。
季節の変わり目
お身体にきおつけてお過ごしください。